Reining
レイニングについて
ウエスタン競技の種目のひとつで、日本では最もポピュラーです。
アメリカのレイニング協会NRHAナショナルレイニングホースアソシエーションのルールブックの中にある A General―原則―によると、
馬を手綱で操るという事は、馬を誘導するだけではなく、馬の全ての動きをコントロールするという事である。良い馬は、喜んでコントロールされ、目に見える抵抗は殆どなく、命令に従う。
と、記されています。
レイニングのマニューバー(技)には、スライディングストップ・スピン・サークル・リードチェンジ・バックアップ・ロールバックがあります。
数種類の定められたパターンがあり、それぞれにこのマニューバー(技)が組み込まれています。スピードやパワーを保持した状態でのコントロールが要求されるとともに、馬が抵抗をしないよう、乗り手の指示を待つ事を理解させていく、知的スポーツです。
Reining FAQ
レイニングについてよくあるご質問にお答えします。
レイニングの名前の由来はなんですか?
レイニングでは、指示をまずレイン(手綱)でおくります。そこから、この名前が付いています。
レイニングを始めるにはどうすればいいですか?
未経験の方でしたら、まずは乗馬クラブで基本的な乗馬を習いましょう。
すでに乗馬を習っている方は、自分の姿勢や座りを一定にさせる事が大事です。
駆歩の手前が分かる様になってからレイニングをスタートするのが良いでしょう。
レイニングの試合に出られるまでには、どんな準備が必要ですか?
まずはホースマンシップの基本姿勢や馬への正しい指示が出来るようになる事です。競技経験のある馬(レンタル馬、リース馬、自身の馬)に乗り、経験を重ねたらレイニングに挑戦しましょう。
日頃は、ブリティシュで乗っていますが、レイニングに転向出来ますか?
もちろん出来ます。アメリカでもブリティッシュから転向する方は大勢います。
レイニングはコントロールという意味でブリティッシュの馬場馬術に通じるものがあります。加えて、スピードとパワーが要求されます。乗り方の違いはありますが、慣れていくでしょう。
ウエスタン乗馬の中で、レイニングは、なぜ流行っているのでしょうか?
スピードのある中で馬をコントロールする難しさが、人々を惹きつけるのでしょう。
アメリカからレイニングホースを買った場合、その馬の能力を維持するためには、どうしたらいいでしょうか?
アマチュアの方がトレーニングをするのは、可能な限り避けましょう。知識や経験のあるプロに任せなければ、馬の能力がどんどん下がっていきます。どんなに優秀で高額な馬でもあっという間にレベルが落ちてしまいます。